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circle 1

「愛してる…」「あぁ、…もユノを愛してる…」そして唇が重なり何度も何度も角度を変えて重なり合う唇の感触と甘く生暖かく蠢く舌の感触を受け止める。「ふ…は、ぁ…」俺は目を覚ました。「またこの夢だ…」俺はベッドから起き上がりリビングへ水を飲みに行った。水を飲みながらまた今見た夢の事を考える。度々見るこの夢だけど、俺には全く覚えがないんだ。今まで付き合ってきた女性達との記憶ではないのはわかっている。そして夢の場...

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circle 2

俺はまだぼんやりしていた頭で駆けつけてくれた上司に謝った。「イ課長、俺…すいません」「チョン、ビックリしたよ突然連絡が取れなくなってこちらの警察に捜索依頼をしたんだチョンが倒れていた所を発見したと警察から連絡があって、その時は俺の心臓が止まりそうだったぞ無茶するなよあの山に登って何をしようとしてたんだ?」俺は仕事ではなく教会に行った事で怒られるとは思わなかったが、話すのに少し面倒だと思い教会の事は...

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circle 3

俺の目に映ったのは多分男だ。霞がかかっていたのがクリアになった訳じゃなく少しだけ霞がはれそうな感じでハッキリとはわからないけど多分男だ。それにその男の顔には見覚えがなかった。夢がプツリと途切れたところで目が覚めた。「昨日からなんなんだ一体…俺は男には興味がないし、この男の顔が誰なのか知らない何でこんな夢を見るんだ?」2日続けて見た夢に少し苛つきながら、自分が風呂上がりのタオルを巻いただけの状態で眠っ...

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circle 4

「お待たせして悪かったね」「いえ、よろしくお願いします」「えっと…じゃあ初診の問診票を見ながらちょっと話しを聞いて行こうかな」先生は穏やかな笑みを浮かべ眼鏡越しから俺に視線を合わせた。「今日は睡眠薬の処方を希望という事だけどどうしたの?眠れない?」「いえ、最近同じ夢を何度も見るんですその夢を見ると途中で必ず目が覚めてしまって…」「ほう?それはどんな夢なんだね?」俺は内容が内容なだけに少し言い淀んだ。...

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circle 5

イーストバイエンタープライズには度々打ち合わせで訪問して、もうすぐ1年が経とうとしていた。互いがとても良い関係で相乗的に業績が伸びていて良い会社と契約できたと思う。そしてイーストバイエンタープライズの担当者ソンヘインとも年齢も近く何かとウマが合うんだ。「チョンさん、今度飲みに行きませんか?うちが卸してる食材の店が最近オープンしたんですけど、ここの店冗談抜きでめちゃくちゃ美味しい料理を出すんですよこ...

yukiichigo0206
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