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頭の中の東方神起2人の少しBL的なお話です。
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09/07
Fitting 狂詩曲20
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CHANGMIN & JUNG HEIN side



仕事中も僕はどうやって婚約を取り止めるか、結婚しないで済むか…といろいろ考えていた。
でもやっぱりなかなかいい案を考えられなくて悩みあぐねていた。
ユノが考えてくれた僕を連れて逃げるのは最後の最後に出す手段とする事にした。

室長室のデスクでこんな事を考えて思いを巡らせているいる時、スマホにLINEの着信を知らせる音が鳴った。


『チャンミンさん昨日はありがとうございました
接待なんていつも退屈な時間なのに昨日は沢山話せて楽しかったです
昨日お話しした食事今週空いてたら行きませんか?』


チョンヘインからのLINEだった。
今週のスケジュールを確認し秘書に内線をかけた。


「すみません、今週ですが退勤時間後空いている日はありますか?」

「今週は木曜日が空いておりまして金曜日がご自宅で社長とジウン様とのお食事会となっております」

「ありがとう
木曜の夜ちょっと人と会うから予定は入れないで下さい」

「かしこまりました」


僕はチョンヘインにLINEの返信をした。


『こんにちは
こちらこそ昨日は楽しかったです
食事ですが今週木曜日が空けられそうです
どこで会いましょうか?』


すぐに既読になり返信が帰って来た。


『それはよかった
良い店があるんですよ、僕が連れて行きますのでお迎えに上がります』

『ありがとうございます
では仕事が終わり次第連絡して下さい
ヘインさんが来て下さるのを待っています』


チョンヘインと食事の約束ができた。
父がチョンヘインと仲良くする事を望んでいる事は癪に触るがチョンヘインとはなんとなく気が合う。
仲良くしていてもいい気がする…。
僕はチョンヘインに少しの興味が湧いた。


秘書がノックをして部屋に入ってきた。


「理事長、そろそろT貿易との会合の時間です
お支度をお願い致します」

「わかりました」


考える事は山積みでなかなかユノと一緒にいる術をゆっくり考える時間が作れない。
1日48時間ぐらいあればいいのに…。
僕はそんな事を考えながら秘書を伴いジンさんの待つ車に向かった。




ーーーーー
木曜日


チャラン♪


LINEの着信がありスマホを開くと待っていたチョンヘインからのLINEだった。


『チャンミンさんこれから会社を出ます
15分ぐらいでチャンミンさんの会社に着く予定です』


僕はすぐに返信をした。


『わかりました、待っています』


僕はこのまま退社する為身支度を整え秘書に声をかけロビーに向かった。
ちょうど乗ったエレベーターに父が乗り込んできた。


「チャンミンこのまま自宅に向かうのか?」

「いえ、人と会います」

「接待か?」


根掘り葉掘り聞いてくる父の言葉が鬱陶しくうんざりしながら淡々と答えた。


「東方物流のヘインくんと会う予定です」


父は表情を急に明るくして僕の肩をバン!と叩いた。


「そうか!そうか!すぐに仲良くなったのか
それはいい…楽しんで来なさい」


僕は父の言葉には返事を返さず、1階に到着したエレベーターからさっさと出て行った。
スマホを確認するともうすでにチョンヘインは会社の目の前に着いたという。
正面玄関を出ると黒の四駆が止まっているのが見えた。
僕は車に近づき窓をノックした。
窓が下がりチョンヘインは笑顔を向けた。


「チャンミンさん乗って!」

「お、お邪魔します…結構待ちましたか?」

「いえ、今来たばかりです
チャンミンさん今日は日本料理でもいいですか?」

「もちろん、僕は何でも大丈夫です」

「それじゃあ行きましょう!」


そして車は走り出した。
連れて来られた店は日本料理の高級店ではなく、普通のサラリーマンが利用している焼き鳥店だった。
中はカウンターと4人がけの席が所狭しと並び、まだ退社時間からそんなに経っていないといのにどこからやって来たのかと思うぐらい店はほぼ満席状態だった。


「いらっしゃいませ!お客さん何人?」


チョンヘインは2人と指をジェスチャーした。


「はい!2名様こちらどうぞー!」


元気な声の店員が僕達を案内した。
なかなかこういう店に入った事のない僕はキョロキョロと回りを見回しながらチョンヘインに着いていく。
通された席は壁際のコンパクトな2人がけテーブルだった。


「ビックリしました?」

「はい、ちょっと…
なかなかこういう店に来た事がなくて…」

「ここ、高級店とは言えないけどここの焼き鳥がめっちゃくちゃうまいんですよ
仲良くなるにはこのぐらい接近して喋らないとね」


チョンヘインはまた少年のようなキラキラした顔で僕に笑顔を向けた。


「何飲みますか?」

「えっと、じゃあ生ビールで」


突然手を上げて大きな声で店員を呼んだ。


「すいませーん!注文お願いします!」


すぐに店員が注文を取りに来てチョンヘインはどんどん注文をした。


「生ビール大ジョッキで2つと焼き鳥タレと塩の盛り合わせ、枝豆とやっこ、あとガツ刺ね」


注文を終えると僕に向き直りまた笑顔を見せた。
大企業の令息と来たら金持ちを鼻にかけた奴かいつも誰かを牽制してる様にしか見えない人ばかりなのに、チョンヘインはそんか雰囲気はまったくなく爽やかな印象がとても好感が持てた。


「チャンミンさん、これからチャンミンさんの事ヒョンって呼んでもいいですか?」

「ほとんど年は変わらないでしょう?」

「でも!僕より2ヶ月誕生日が早い…
ね、いいでしょ?」

「もちろんいいよ、じゃあ僕はヘインくんって呼んでもいい?」

「ヘインでいいよ!」


僕達は仕事の垣根を越えて友達として一気に距離が縮まった。


「ヒョンは恋人はいないの?」

「……僕さ、来年の4月に結婚する予定なんだ」

「へぇ、おめでとう」

「でも……」

「でも?」

「でも…実は僕には好きな人がいて結婚は破談にしようと考えてる…」

「それはお父さんは知ってるの?」

「僕に好きな人がいるのはもうばれてしまっているけど結婚を破談にしようとしてる事はまだ知らない…」

「どうやって破談にするんだ?」

「……シム家と縁を切るつもり…」

「ヒョン…悩んでるんだね」

「父は僕が好きな人と会ってる所を調べ上げ、僕の好きな人を潰すと脅してきたんだ
そんな事されたら僕の好きな人は一般企業で働けなくなってしまう…
僕がその人を巻き込んでしまったから父には絶対に手出しさせたくないんだ
僕はその人に父が手を出さない条件で父の言う事を聞くと約束をしたんだよ」

「そう…か…でもそんな約束をお父さんとしちゃっていいの?恋人とは一緒にいられなくならない?
ヒョンも辛いな…いろいろ悩むよね
もし何か僕にできる事があったら何でも言ってよ!
僕もどうしたら一番いいのか考えてみるから」

「ヘイン…ありがとう
最後の手段は2人で遠くに行くよ…」

「ヒョン、僕も協力するから」


周りは沢山のサラリーマンが焼き鳥片手に大笑いしてるのに、僕達2人は真剣な話しをしていた。
そして帰り道代行を使ってヘインはうちの近くまで送ってくれた。


「ヒョン、今日は楽しかったよ
ヒョンとの距離がぐっと近づいたね」

「うん、僕も
何だか今日は僕の話しばっかりになっちゃって悪かったな、
でもヘインは僕と同じ立場だし相談に乗ってくれて嬉しかった、ありがとう」

「今度ヒョンの愛しい人に会わせてよ
3人で食事しよう!」

「もちろん!今度僕の好きな人の働く店でヘインに服をプレゼントするよ」

「本当に?それは楽しみだ!
近いうちにまた会おう!」


僕達は次の約束をして別れた。

家に帰り部屋に入った僕はそのままシャワーを浴びた。
シャワーを浴びて一息着くと今日のヘインとの時間を思い返した。

初めて会った時からヘインの人懐こい印象から仲良くなれそうな気がしていて。
そんなにヘインにユノの事…言おうか言うまいか少し悩んだけど話してよかったと思う…。
ヘインとは環境が同じなだけに僕の悩みが理解できたみたいでよかった…。
かわいい弟ができたみたいで僕は素直に嬉しかった。
ヘインと仲良くなれて僕は少し活力が湧いてきた。



翌日ー

今日は金曜日。
何としてでもユノに会わなくちゃ…。
父やジウンを振り切ってもユノに会う覚悟で1日を始めた。
午前中に取引先へ挨拶へ向かう車の中ヘインからLINEが来た。


『ヒョン昨日は楽しかったよ
今日は食事会をした後ヒョンの愛しい人に会いに行くんだろ?
がんばって!僕はいつもヒョンの味方だから』


そして最後にサムズアップの絵文字がつけられていた。
その絵文字を見て僕は思わず笑顔になった。


夕方ー

会社を退社し自宅に戻ると父が出かけるところだった。


「チャンミン、悪いが急な接待が入った
今日の食事会は母さんとジウンと3人でしてくれ」

「はい…」


父のいない食事会…僕に運が向いて来たようだ。
食事をしたらすぐにでもジウンを帰そう。
そうすればいつもより早くユノの所に行ける。
僕にチャンスが起きた事に感謝した。


仕事が終わりいつものように自宅に戻ると、ちょうど父が出ていった後ジウンがやって来た。
当たり前のように母と挨拶を交わし、もう自分の席と化した場所に座った。


「今日はお義父様がいらっしゃらなくて寂しいですね」


母にそう話しかけたジウンだったがもうここが自分の家の様な感覚になっているジウンは、別にそんなに寂しそうではなかった。
母と今日あった事を話したりエステの話しなんかで盛り上がっていて合間に同意を求められ僕は生返事を繰り返した。

いつもより早く終わった食事会の後、僕はさっさと出かける準備をしていた。


「チャンミンまた出かけるの?」

「あぁ、ジウンも食事会が終わった事だしそろそろ帰ったらどうかな?」

「どこに行くの?まさなチョンユンホに会いに行くんじゃないわよね?」

「…僕が誰と会おうとジウンには関係ない事だ」

「私、チョンユンホに言ったわよ?
チャンミンとチョンユンホの関係が本当なら許さないからって
これ以上私を怒らせるのはやめてね」

「なんでジウンがユノの所に行くんだよ!
ジウンには迷惑かけてないはずだろ?
食事会にもきちんと出席しているじゃないか…
ジウンとは婚約はしたけどまだ結婚してないんだ
僕はまだジウンの物じゃない!
勝手に僕を縛らないでくれ!
急いでるからそれじゃあ…」

「チャンミン!」


僕はジウンの顔色も見ずに家をすぐに出て車に飛び乗った。
もう僕にはユノしか見えなかった。


Fitting 狂詩曲21に続く

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今日もちょっと遅れました。。ごめんなさい~
( ´•ᴗ•ก )💦
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