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幸い今日は土曜日で明日も1日休みだ。
3箇所なら1日で回れるし、甥っ子の入会の為に見学に来ているって言えば僕1人で行っても怪しまれないだろう。

僕は明日の見学に備え、簡単な質問を用意した。
これで見学にはバッチリだ。


僕は先生のフォロワーになって初めてコメントといいねをスルーした。
そして僕はもう既に記事を上げていたから、そのいいねと返信を返し始めた。
コメントには先生からの物もあり、僕は先生とのメッセージを思い出し少し先生に葉っぱをかけた。


「ここも凄くいいカフェでしたけど、また1ついいカフェを見つけたんです!
次はそこのカフェの記事載せますね^^」


するとまさかの先生が釣れてコメントが返って来た。


「また教えてくれますか?」


僕は何気に撒いた餌に先生が引っ掛かってくれた事に、少し興奮した。


「もちろんです👍」


なんとなく…先生僕の事気になってるんじゃないかな?
それは自惚れ?
昼間は先生が圧倒的優位だったけど、少し逆転したんじゃないかという状況に自分を誉めてあげたくなった…。

そして僕は日本語のテキストを広げた。






日曜日ー

朝からある幼児日本語教室に向かった。
日曜の午前中にあるクラスは沢山の親子が溢れていて、見学も僕の他に何人かいた。
受付で今日の見学を予約した事を告げ、先にいくつかの用意していた質問をした。


「ここのキッズクラスの先生は何人ですか?」

「5人の講師が交代で勤務しています
今日は男性講師が2人ですが、残りの女性講師3人もおりまして日替わりで担当に当たります」

「そうですか…
では教室の方に向かいますね」

「お願い致します」


キッズクラスを担当している2人の男性講師は運良く、今日の授業の担当だった。
僕はカフェで見かけた先生を思い浮かべながら、キッズクラスに足を踏み入れたけど、どちらの講師も先生の雰囲気とは全くかけ離れていて僕はここの教室を候補から消去した。

顔を見た途端教室を出るのは目立つから、10分やそこらは授業を見てたかな。
その後は急に電話がかかってきた振りをして教室を出て、受け付けには急用が出来たと告げた。


「すみません…ちょっと会社から呼び出されてしまったので、また改めて予約取り直します」

「それは大変ですね
私共はいつでもご予約お待ちしております」

「ありがとうございます
では、失礼します」


そう僕は頭を下げて出て行った。
そして次の場所は電車で1駅の所にある語学塾だった。


「こんにちは
見学を予約したシムチャンミンと申します」

「お待ちしておりました
どうぞこちらへ」


クラスに入る前のカフェの様な場所に通されて、まずは説明が始まった。


「シムさん、ようこそいらっしゃいました
今日は幼児クラスの見学という事ですけど…シム様のお子さんを入塾にご検討されていらっしゃるんでしょうか?」

「あ、いえ
僕はまだ結婚してないんですけど、妹の子…
甥っ子に日本語を習わせたくて少し教室を見て回ってるんです」

「あら、そうでしたか
うちは選べる講師のシステムなので、毎回違う講師を指名する事もできるんですよ」

「あぁ、そうなんですね
先生の顔写真の一覧になってる物とかありますか?」

「もちろんございますよ
こちらです」


一覧になった講師の表を差し出され、僕はマジマジとチェックし始めた。


「日本語の講師はどの人達ですか?」

「はい、こちらの青色に縁取ってあるのがそうです」


日本語講師は4人。そのうちの1人が男性で日本人とも韓国人とも言えない顔立ちだった。


「この日本語男性講師は韓国人ではないですよね?」

「あ、はい
彼は中国人です」

「そうですか…
私の甥っ子には韓国人の男性講師を探していたので、今回はご縁がなかったという事で…」

「彼はとても優秀な中国人の日本語講師なんですよ
もちろん韓国語も流暢に話しますし…」

「すみません、韓国人で探してるものですから」

「そうでしたか…」


僕は授業の見学をする事なく、2件目の教室を後にした。
残るは地元の施設の中にある教室だ。


1箇所目、2箇所目とスムーズに結果が出た為、思ったより時間の余裕ができた。
一度インターバルを置いて、3箇所目は午後イチから開始だ。

僕は予定通りランチを取る為予め雑誌でチェックしてあったカフェに向かった。

ここのカフェのメニューはさほど他のカフェとは余り代わりがないが、カフェの2階からは町並みが絶景らしい。
僕はカフェに入りランチメニューとアプリコットのジュースを注文した。

店は混み出す前に入店できて、注文した物もスムーズに出てきた。

まずは食べる前にHi Hiに載せる画像をあらゆる角度から撮った。
もう僕の仕事じゃないかってぐらい、それはバシャバシャと写しまくった。

満足して撮影ができたところで食べる事にした。
頼んだハンバーグはナイフを入れると肉汁が溢れ、口の中は物凄くジューシーでおいしかった。
見た目がシンプルなだけに美味しさが際立ちカフェ飯にハマりそうな僕がいた。


「うん、おいしい!この店も当たりだな。
これは幸先いいんじゃないのー?
次の場所で先生がいる事を祈る!」


僕は1人ブツブツと喋りながらモグモグと口を動かした。
肉料理でこってりとした口の中をアプリコットの爽やかなジュースがさっぱりとさせてくれて、これまた美味しい。

今までにカフェでご飯を食べるなんてあり得なかったけど、何事にも挑戦してみるもんだな。


時計を見るともうすぐ1時になろうとしていた。
今まではカフェの滞在時間は30分が限界だったけど、今日は気づけば1時間を越えるぐらいここにいる。

僕は割りと順応性が高いんじゃないかと、自分の新しい発見に少し鼻が高くなった。





店を出て目的地の場所まで歩いて行くと、門の前には掲示板があり幼児日本語教室の時間割が貼ってあった。


「平日の10時~午後3時までは月齢別で細かくわかれているのか…
土曜日は小学生、日曜には大人も参加できるクラス…
よかった…目立たず見学できる…」


僕は門を潜り受け付けに向かった。


「こんにちは、見学の予約をしたシムチャンミンです」

「はい、こんにちは伺っていますよ
どうぞこちらへ」


受付のすぐ横にある長テーブルに促されて僕は椅子に座った。
受け付けをしてくれたこの目の前の年配の女性は、今までの塾の受け付けの様にサービス業丸出しな感じはなく、どちらかというと保育園の先生を引退した感じの親しみやすい女性だった。


「シムさんごめんなさい
私お電話貰った時にお伝えするのを忘れちゃったんですけど、今日の授業は公開授業で大人も参加できるクラスなんですよ

シムさんが見学したいのはベビちゃんクラスかしらね?」

「ベ、ベビちゃんクラス?」

「平日月曜~金曜の10時~3時までが月齢で別れてるクラスなんですよ」

「あ、あー、そうですね
甥っ子を日本語教室に通わせたくて…」

「そうね、語学は早いうちから始めるといいわよ
積み重ねがいつかバアーっと花開くから
甥っ子さんおいくつ?」


ヤバい…そこまで考えていなかった。
僕は咄嗟に適当な年齢を言った。


「さ、3才です…今」

「そうなの!語学を始めるのは一番いい年齢ね」


僕は穏やかに微笑むこの女性の柔らかい話し方と表情に、少し罪悪感を覚えながらも答えていた。
これは先生を探す為だ、しょうがない。


「3才クラスだと火曜日と木曜日の午後1時からのクラスがあるんだけれど、シムさんごめんさい
さっきも言ったけれど日曜日はイベントが多くて大人も子供も参加できるクラスなの、
3才児さんクラスの先生も今日は出ているけれど、3才児クラスさんの見学をしたいとなるともう一度来て頂く事になってしまうわ…
うっかりお伝えしなくて本当にごめんなさいね」


この女性はとても申し訳なさそうに頭を下げた。
そんな彼女に好感を持った僕は、


「いえ、僕も電話をかけた時にもっと細かく聞くべきでした
せっかくなので見学させて頂こうと思います」


そう笑顔で答えた。


「今日授業の担当は3才児クラスの先生なので、子供達もいるし雰囲気だけはわかると思うわ」


女性は僕にウィンクをしてみせた。
年配の女性なのに可愛らしい方だ。


「日本語の講師は何人いらっしゃるんですか?」

「ここは日本語だけを教える教室なので講師は7人、私の様な職員も皆少しの日本語を話せる人ばかりなの
講師以外は3人」

「素敵ですね」

「そう?ありがとう
子供達は覚えが早いから私達も勉強になるし、とっても楽しいのよ!」

「あ、それで男性講師は何人ですか?」

「2人よ!
行って見ればわかるわ、さぁ一緒に広場へ行きましょう!」


僕はあっという間にに広場に連れて行かれて、授業が始まる寸前に広場と呼ばれるプレイルームの片隅に立った。
目の先には男性講師2人と女性講師2人。


1人の男性はこっちを向いてるけど、あれは先生じゃないみたい…。
後ろを向いて準備をしている講師は準備が終わらないのかなかなかこちらを向かない。


もう1人の講師…顔が見えないな…


すると大きな音でチャイムが鳴り出した。
キーンコーンカーンコーン…


チャイムが鳴った後、後ろを向いていた講師がくるりと前を向いた。
そして僕は確信した。


あれは先生だ!



カエルくんと僕5に続く。
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ユノペンのみなさん、お待たせ致しました(笑)
明日からはユノさん出づっぱりです😆
一気に進みます。

福岡公演に参戦される方、めーっちゃ盛り上がって下さいね❣️もうすぐユノとチャンミンに逢えますよ~💖
私は東京までお留守番です☺️
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